あばばばばー

斬 杉田尚
と書くとアクセス数が増えるらしいので実験。


斬に対する感想は
今ジャンプでいの一番に見るべき漫画です。
少し前はツギハギを「今週で打ち切られているんじゃないか」と、どきどきしながらみていましたが、「斬」は純粋に作品が気になるので読んでいます。最近の打ち切り三部作「ポルタ」「タカヤ」「ツギハギ」、「タカヤ」は色々と伝説があるので、残り二つと同列に扱うのは難しいですが、数多のネタ漫画愛好家でもこれらを語る際、「つまらない」という言葉を使わずに評論することは難しいでしょう。しかし斬を語るにおいて「つまらない」という語を用いて評論することなど考えられません。なぜならば先述の三部作はどうにか手を加えればそこそこの漫画になる可能性が少なからずありましたが、「斬」には手を加える要素はないからです。長すぎると揶揄される作品中における武器や技の解説は、斬のディテールの深さを表していると考えられます。あえて細いペンで書くことにより流行の太い線で書かれがちな今はやりの絵をキャラクターを、一昔前の青年漫画風にアレンジして書く技術の高さを示しています。同時に「左(半身)が全身いかれちまった」等などの修羅場においてでのみ意味を成す緊迫したせりふが次々と出てきます。それらが絶妙に絡み合って初めて「斬」が出来上がるのです。
今までのネタ漫画は、連載されていることがネタとして扱われてきましたが「斬」はその細部にいたるまで考察し、論議することのできる究極のネタ漫画だと考えられると思うのですが、どうでしょうか?