寮で一番偉い人候補にこの人を挙げたい

昨日は起床15：30と非常に目覚めのいい一日でした。
師匠から18:30「大分じめじめしているし、肝試しに佐々久へ。」という提案を受け行ってきました。店内ほぼ満員で、カップルまでいやがる。
いつも思うんだが、カップルであの店に来るのって、よほど仲がいいのか、早く分かれたいかの二通りだと思う。
「こんな食卓がボクの夢なんだ」とかいえばどんな女も一撃KOだと思うのだが、どうよ？
とりあえずから揚げだけ四個食べました。他は無理でした。師匠は全部食べてました。

ちょうど我々が食事していたころ、店内に上下ジャージの、精気のないおっさんが入ってきたなぁと思ったら、うちの寮の○葉さんでした。
我々も含めて他の客は、あの店を、そしてあのメニューを軽いレジャーランドみたいなものとして、つまり食事と言うより、イベントとして利用しているのに過ぎないのですが、彼は違いました。店に入るや否や、「ザーカイ」とだけ言い、漫画を数冊手に取り、一番奥の席にドカッと座っていました。我々二人には、気づいたのか、気づいていないのか、我々にとっても彼は特段話しても面白い人物ではないので、声をかけることもなく、この遭遇に、少し戸惑いを覚えたものの、そのまま食事を続けました。
驚いたことに彼がいすに座っていると、おばちゃんがとなりに腰掛け、「久しぶりぃ、しばらくこないから心配してたのよ。」と世間話をしていました。ここで我々二人の関心は、俄然○葉さんに向けられました。おばちゃんとの会話、読んでいる漫画の種類、雨の中原付で走ってきたと思われる服装、店内の喧騒を一向に気にせず一人で料理を待ち続けるあの態度、すべてが街中にある普通の定食屋の常連客といった様相でした。
「あの店に常連客って本当にいたんだ！」って感動したのと同時に、○葉さんへ畏敬の念が生まれた佐々久での食事でした。