ツギハギ論文作家

SF作家小松左京氏が日経新聞私の履歴書」欄を書いている云々書きました。小説「愛の流刑地」が終わってしまって以来、日経読むの億劫でしたが、この欄が非常に面白いので、今じゃ日経は欠かせません。
今日は、左京氏の事業に行き詰まり、日銭を稼ぐために漫才の台本を書いていたという話でした。氏がそのような近況を京大時代の文芸仲間であり、作家の高橋和巳に手紙で伝えると、葉書でたった一行、
「君は文学の志を失ったのか」
と返事が来たそうな。一生のうちで一度は言ってみたい言葉が増えた。